かわむら みつひこ 1961年愛媛県生まれ。1985年関西学院大学法学部卒業と同時に上京。フリーランス演出としてTV、映画、70ミリドキュメンタリー映画製作に従事。
19歳の時、黒澤明監督作品『椿三十郎』を観て強い衝撃を受けて、映画監督を志すことを決意。
関学在学中に主演した8ミリ映画『きつねがはら』『レーンでキッス!』、監督した8ミリ映画『これでもまだ君は彼女が好きか』が関係者の目に留まり、
4年生の時に黒澤明監督『乱』メイキングビデオ取材班に採用された。
黒澤プロダクションとヘラルドエースに独占取材を許されて、1984年7月1日に、黒澤組に合流。
私は、『乱』撮影時の自分のところのメイキングが残っているとは、全く思っていなかったので、
今回それを見ることができたのは、新鮮な驚きでした。
何度ダメだしをされても、なかなかそれに
応えられない自分がじれったく、黒澤監督の御苦労を思うと、胸が痛くなります。
時間が経ち、
客観的に見ると、黒澤監督の繊細さがよくわかります。
あらゆるパートに気を配り、最良のものに
していこうとする集中力と忍耐力に、本当に頭が下がります。
そして、全てのスタッフの動きの良さ!
黒澤組の、あのピーンと張りつめた緊張感と、OKが出た時の喜びが懐かしく、今でも時々、黒澤組の現場に戻りたいと思ってしまうのです。
そして、今の若い俳優さんやスタッフに、その現場を体験させてあげたいとも。
だから、このメイキングビデオが保存され、それを見るチャンスを残しておくことは、本当に貴重な財産になると思います。
原田美枝子(楓の方)
このような映像が残っていることにびっくりいたしました。しかも大変な分量です!
今年(2018年)デビュー50周年を迎えた私にとって、『乱』という作品は大きなターニングポイントです。
ノーメイク、地毛での狂阿弥役。それまでの「ピーター」という「着ぐるみ」を黒澤監督が脱がせてくださいました。
そして『乱』以後、役者としては本名の池畑慎之介を名乗っています。
今回この映像を拝見し、撮影当時の数々の事・・・、ロケ現場の光景や思い出が次々に脳裏に浮かんできました。
今、デジタル化がこんなに進み、映画の作り方も変化してきています。
そんな時代にこれだけのものが保存されていて、接することができるのはとても貴重な事と思います。
「ありがとう!」。
池畑慎之介・ピーター(狂阿弥)
2022年7月1日 ブルーズドルフィンズ毎月オンライン国際短編映画祭本選(インド)で河村光彦が 最優秀監督賞を受賞しました。https://www.facebook.com/BLUEZ-Dolphins-Monthly-Online-International-Short-Film-Fest-110337427964069 ![]() ![]() |
2022年5月31日 東京ショーツ(日本)で『Life work of Akira Kurosawa』45分版が 最優秀ドキュメンタリー短編映画賞を受賞しました。http://tokyoshorts.com/?p=4958 ![]() |
2022年5月25日 T.I.F.A. - ティエテ国際映画賞(ブラジル)で『Life work of Akira Kurosawa』40分版が ドキュメンタリー短編映画・アンフマ銀賞を受賞しました。https://www.instagram.com/tietefilmawards/ ![]() |
2022年5月10日 ニューヨーク映画祭(アメリカ)で『Life work of Akira Kurosawa』40分版が ドキュメンタリー短編映画・特別賞を受賞しました。https://newyorkmovieawards.com/april-2022 ![]() |
2022年5月10日 ミラノゴールドアワード(イタリア)で『Life work of Akira Kurosawa』40分版が ドキュメンタリー短編映画・特別賞を受賞しました。http://milangoldawards.com ![]() |
2022年5月1日 スタンレーフィルムアワード(イギリス)で『Life work of Akira Kurosawa』40分版が 最優秀ドキュメンタリー短編映画賞を受賞しました。https://stanleyfilmawards.com/winners-first-edition ![]() ![]() |
2022年3月1日 ブルーズドルフィンズ毎月オンライン国際短編映画祭(インド)で河村光彦が 最優秀監督賞を受賞しました。https://www.facebook.com/BLUEZ-Dolphins-Monthly-Online-International-Short-Film-Fest-110337427964069 ![]() ![]() |
2022年2月21日 私が監督した 『Life work of Akira Kurosawa』with English subtitle 40分版 がニューヨークネオリアリズム映画賞(イタリア)で ベストドキュメンタリー映画賞を受賞しました。受賞者一覧:https://newyorkneorealismfilmawards.com/winners-jenuary-2022-1 ![]() |
2022年2月3日 オニコフィルムアワード(ウクライナ)で ベストドキュメンタリー映画賞を受賞しました。受賞者一覧: https://onykofilmsawards.com/winners Best Documentary Short Film “Life work of Akira Kurosawa” directed by Mitsuhiko Kawamura, Japan ![]() ![]() |
2022年2月10日 また、ロンドン国際月例映画祭(イギリス)でも 特別名誉賞を受賞しました。 Amazing news! Life work of Akira Kurosawa was just selected by London International Monthly Film Festival via https://filmfreeway.com/LIMFF ![]() ![]() |
黒澤明監督に密着取材!
カメラは映画『乱』の撮影現場1984年7月にタイムスリップ。
助監督以外は叱らない、俳優には優しく丁寧な演技指導を施す巨匠に出会えます。
1984年関西学院大学在学中にビデオカメラマン兼監督と『乱』の製作現場を撮影助手兼音声担当として共同取材。
黒澤監督に許可を得た独占自主制作でした。
宿泊費を負担してもらう代わりにメイキングオブ乱製作権を当時のヘラルド・エースに許可し、それが世に出ている。
1985年卒業と同時に上京。
フリーランス演出としてTV、映画、70mmドキュメンタリー映画製作に従事。
YouTube ではsun10ro名で、
facebook,映像ブログ『黒澤映画ゼミナール』は丑四五郎名で活動。
2018年株式会社tokyowebtvを設立。
株式会社tokyowebtv 代表取締役 河村光彦
https://tokyowebtv.jp/
黒澤明『乱』メイキング映像
https://www.youtube.com/c/sun10ro/videos