黒澤明監督に密着取材!

カメラは映画『乱』の撮影現場1984年7月にタイムスリップ。
助監督以外は叱らない、俳優には優しく丁寧な演技指導を施す巨匠に出会えます。

1984年関西学院大学在学中にビデオカメラマン兼監督と『乱』の製作現場を撮影助手兼音声担当として共同取材。
黒澤監督に許可を得た独占自主制作でした。
宿泊費を負担してもらう代わりにメイキングオブ乱製作権を当時のヘラルド・エースに許可し、それが世に出ている。
1985年卒業と同時に上京。
フリーランス演出としてTV、映画、70mmドキュメンタリー映画製作に従事。
YouTube、facebook、映像ブログ『黒澤映画ゼミナール』 ではsun10ro名で活動。
2018年株式会社tokyowebtvを設立。

株式会社tokyowebtv 代表取締役 河村光彦

https://tokyowebtv.jp/

黒澤明『乱』メイキング映像
https://www.youtube.com/c/sun10ro/videos

『Life work of Akira Kurosawa』

黒澤明監督の善良で情熱的な人柄を、映画『乱』撮影現場における氏の姿から読み取ってもらいたい。
伝説の「黒澤天皇」とは別人。『乱』が、いつまでも戦争を止めない愚かな人間界を嘆く、神の視点で描かれた映画だったと知ってほしい。
また黒澤監督の映画製作スタイルは独特だが、その演出手法は現代の低予算映画にも応用できる点は多いはずだ。

1984-1985年に記録された黒澤明監督の『乱』に関する150時間の記録ビデオが発見された。
黒澤プロダクションとヘラルドエースに独占取材を許可されて、若きプロカメラマンと大学生のアマチュア録音担当の2人が自主制作。
1年間密着取材撮影された全映像素材は、その後様々な不幸が重なって何年も失われた。
それが発見されたのが1998年。旧式の再生機は廃盤となり、再生不可能。未だ70時間しかデジタル化されていない。
1984年当時、黒澤監督はこれが最後の映画になると言って『乱』を作り、3台のカメラでワンシーンワンカットで効率良く撮影して、俳優との十分なリハーサル時間を獲得した。
このドキュメンタリー映画は、人間黒澤明と彼が演出した全映画の魅力の秘密を明らかにする。